テレビ東京 WBSのWBSocialのコーナーにあった、ネット上の匿名性について テレビ

先日、テレビ東京 WBSの番組内にある wbsocialという
一般視聴者からの意見を募集しているコーナーで
「インターネットで匿名性を排除することについてどうお考えですか?」
という質問があった。

これに対しこの回のコメンテーターであった
日本政策投資銀行の鍋山徹氏の答えが
日本は匿名が主流だが、韓国を含めて世界はそうではない。
との間違ったコメントをしていた。

そもそもfacebookも実名を売りにしているが
実名でなくても容易に登録できるし、実質ほとんどが実名ではない。
米国は日本に比べ個性が強いため、ネット上で名前を出す割合は
日本より多くはあるが、全体で見ると名前を出しているのはわずかだ。

鍋山徹氏は、韓国を含めて世界はそうではないとコメントしていたが、
世界を語るなら、米国・ヨーロッパ・東南アジア等の
データを調べてた上できちんとコメントすべきだ。
そうすればインターネット上の主流は、匿名だということに
疑いの余地がないことが明らかになるだろう。

それにしても番組内で、自分の専門外のことについてあたかも
その分野の専門家のようなコメントは避けてほしいし、
そもそもそのような質問を選んではいけないだろう。
それとも何だ?番組ではそのような誘導をしたかったのだろうか?
非常に疑問の残る、放送内容だった。