エンティティ 設計
・エンティティとなり得るものとして例えば以下がある。
- 各種類単位 -
<人間> 顧客、社員、学生、先生、会員、住民、契約者・・・
<物体> 製品、原材料、会社、倉庫、工場、ビル、書類・・・
<事象> 契約、工程、事故、就職、入会、卒業、履修、結婚・・・
<概念> 目標、計画、実績、報告、時間、納期、成績、基準・・・
<金銭> 売上、預金、支払、予算、口座、単価、原価・・・
- 各システム単位 -
<顧客管理システム>
顧客、顧客会社、担当営業、営業部課、商品、商品情報、顧客興味、
営業報告・・・etc
<販売管理システム>
顧客、売上、商品、商品単価、商品原価、月次販売計画、受注、納期、仕入先、
担当営業、営業部課・・・etc
・エンティティ
インスタンスに対する現実が長時間成立しているエンティティを
「マスター系エンティティ」と呼ぶ。
長時間有効なので、何度も繰り返して使用される資源(リソース)に
なりえることから「リソース系エンティティ」
とも呼ばれる。
逆に短いものを「トランザクション系エンティティ」と呼ぶ。
一度だけ起きた事件(イベント)という意味合いから「イベント系エンティティ」とも
呼ばれるのもある
時間が長いか短いかの客観的な基準はなにので、これらの区分はあいまいだが、
業務ではよく使われる。