NISA口座で注意すべきポイント5つ 金融

NISA口座で注意すべきポイント5つ
----------------------------------
① 開設できるのは1人1口座
② 金融機関によって投資できる商品が違う
③ どの金融機関でも個人向け国債や社債公社債投信は買えない
④ NISA以外の口座の取引と損益通算ができない
⑤ すでに持っている株や投信をNISA口座に移すことはできない
----------------------------------

 個人に投資を促す新しい「少額投資非課税制度」、いわゆるNISA(ニーサ)
が来年1月から始まるのを前に、証券会社や銀行が顧客争奪戦を繰り広げてい
ます。「口座を開設すれば現金をプレゼント」といったキャンペーンも目につ
きますが、NISAは個人投資家にとっておいしい話ばかりではありません。どこ
に注意すればいいのか、ざっくりまとめました。

 NISAの特徴は、1年あたり100万円までの株や投資信託への投資(総額500万
円まで)で利益が出ても、5年間は課税されないことです(従来の口座だと配
当や譲渡益にかかる税金は10%で、2014年から20%に引き上げられます)。NI
SA口座は2014年から2023年までの10年間開設できます。

 ただし、開設できるのは1人1口座に限られ、いったん口座を開いたら当初4
年間は金融機関を乗り換えることができません。金融機関によって投資できる
商品が違うので、慎重に選ぶことが大事です。

 たとえば銀行のNISA口座では株式投資信託は買えますが、上場株式や上場投
資信託(ETF)、上場不動産投資信託(J-REIT)などは買えません。証券会社
のほうが品揃えは多いのですが、外国株式を取り扱うかどうかを含めて商品や
手数料が未定の会社もあります。また、どの金融機関でも個人向け国債や社債
、公社債投信は買えません。

 すでに持っている株や投信をNISA口座に移すことはできません。NISA口座は
新規の投資だけが対象です。

 もうひとつ大事な点は、NISA以外の口座(特定口座や一般口座)の取引と損
益通算ができないことです。つまり、仮にNISA口座で損失が出ても、他の口座
で出た利益から差し引くことができないため、税金を減らすことができないの
です。


参考にしたサイト
<a href= http://nisastart.web.fc2.com/ target= _blank >NISAの特集サイト 運用益などが非課税になるNISAで恩恵うけよう!</a>