スマートフォン&モバイルEXPOに行ってきた イベント

東京ビックサイトに2011/5/11~5/13の間、開催されてたいた
スマートフォン&モバイルEXPOに行ってきた。
他にもいろいろなIT関連の展示会が同時解されているのだけど
羅列してみるとこんな感じ。
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・ソフトウェア開発環境展
・データウェアハウス&CRM EXPO
・組込みシステム開発技術展
・データストレージEXPO
・情報セキュリティEXPO 春
・RFIDソリューションEXPO
・ダイレクトマーケティングEXPO
・Web&モバイルマーケティングEXPO 春
・グリーンIT&省エネソリューションEXPO
・クラウド コンピューティングEXPO 春
・スマートフォン&モバイルEXPO
・オフィスセキュリティ EXPO
・エコオフィス / エコ工場 EXPO
・オフィス防災 EXPO
・オフィスサービス EXPO
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ちなみに自分が行ったのは、webに関係しそうなとこのみ。
気付いたことをいくつか書いてみる。




●Facebookのビジネスサイドからの利用が予想以上に多かった(mixiよりも)
IT系の展示会に行くと、
「貴社のホームページにアクセス数がありますか?SEO対策してますか?」
「ホームページをCMSにして、もう少し管理を簡単にしませんか?」
「ホームページをブログ形式にしませんか?」
などと、手を変え品を変え、ホームページに付加価値をつける
提案をしているブースが多々あるのだが、今年はこれらの手法に、
facebookやtwitterへのリンクをつけて、サイトのソーシャルメディア化を
売りにしているサービスをいくつか見かけた。
その数はmixiなどの日本のSNSとの連携より多く、facebookの「いいね」
ボタンを実装しているサービスが10個あったと仮定すると、mixiの「いいね」
ボタンを実装していないサービスが7個ほどの割合。
つまり、facebookやtwitterボタンは標準で付与してるけど
mixiへの投稿ボタンは、つけてたりつけてなかったりするサービスが
いくつか見られた。
(ちなみに、greeのボタンを実装しているところは、ほぼ皆無)


今回の展示会では、対象が法人であり、一般消費者を対象としている展示会では
ないのだが、mixiやgreeへの連携は躊躇しているが、facebookやtwitterへの
連携は、積極的に取り入れていきたいと考える企業が、多いと感じた。
これも、facebookが実名を売りにしているサービスだからであろう。
もちろんmixiも実名で登録するよう促しているし、逆にfacebookにも
匿名でユーザ作成はいくらでもできるのだが、facebook=実名(少しは安心)
というイメージ戦略がうまくいっているのだろう。


そしてこの分野こそ、日本のSNS(mixi、gree、mobage)が取りこぼしている
分野でありソーシャルメディアという新しい価値を付与して、サービス価値を
高めたいと考えていた日本の法人企業にとっても受け入れやすい相思相愛の
関係になっている。
mixiやgreeやmobageは、若者を中心とする一般消費者から広がりを見せたが
facebookは、ビジネスユースからという別アプローチから、日本での
広がりを見せている一面を感じた。
facebookはSNSとしてとらえるよりも、ビジネスツールとしてとらえた方が
正しいのかもしれない。(特に日本においては)



●スマートフォンのビジネス利用
「スマートフォン&モバイルEXPO」の展示では、いくつもの展示があるにせよ
アイデアとしておもしろいものはあまりなかった、
今後、スマートフォンのビジネス利用が増えてくることから
営業マンにスマートフォンをもたせた場合の、セキュリティ、
遠隔操作を兼ね備えた管理ツールの紹介などが、多くを占めていた。


これまでのビジネスマンは、会社に出社してデスクトップPCで
仕事していたのに対し、これからのビジネスマンは、社内にもパソコンは
もちろんあるのだが、それに追加して
「スマートフォン+タブレットPC(iPad)+ノートPC」を持ち歩き、
そしてデータは、クラウドで一元管理する。
そのような作業環境になっていくのだろう。
そのためのツールの提案を、まさにこの展示会でしているといった感じ。


もう少しすると、スマートフォンを取り入れたことで、効率があがったという
成功事例がいくつも紹介され、それを見た一般企業が、
「どれ、そろそろうちも取り入れようか」という流れになっていくのだろう。
今はまだ、その一合目といった印象。




●存在感を見せ始めている中国企業
これまでも、海外企業の出展はいくつもあったのだが
それはあらかじめ国のブースエリアを決めて、そこで出展するという形が
多かったのだが、そうではなく普通の日本企業にまじって、
(しかも結構いい場所で)ブースを構えている中国企業の姿がいくつかあった。
中国の経済成長はまだまだ続くことから、今後も中国の出展は
より増えてくるのだろう。




●クラウドを制するのはどこ?
クラウドのインフラ環境を提供する企業がいくつかあったのだが
ここではおもしろい現象がみられた。
普通、企業というのは対法人向けに力を入れている企業と
個人向けサービスに力を入れている企業とでは、
わかりやすい住み分けがあるのだが、ことクラウドの
インフラ環境を提供するブースでは、これまで法人向けに
力をいれてきた企業と、個人向けに力を入れて来た企業が
混在していた。競争という意味では、どちらの流れが勝つのか、
そしてどこの企業が生き残るのか、気になる分野である。




●富士通がいい意味で頑張ってた
これまでの富士通は、メインの富士通ブースの中に、子会社のブースが
いくつもあるというのが一般的だったのだが、今回の展示会では
富士通BSCや、niftyが単独でブースを設け、しかもかなり広いスペースで
PRを行っていた。どうした富士通~。頑張ってるじゃないか。
富士通BSCはあんなに広いブースを陣取るのは初めてじゃないのかな?
niftyも老舗としての意地というか、クラウドでは今が勝負時とみたのか
はたまた、nifty売却の可能性がでたことで、ようやく尻に火がついたのか
niftyクラウドを積極的にPRしていたように思う。いい傾向だ。
このような頑張りは応援したい。
(でも、専用サーバーの値段は遅だしなのにさくらと変わらないのだけど・・・)


以上、ざっくりとこんなところ。


もはや、IT全般の総合展示会という感じではある。
おまけ、次回は秋に開催するみたい。