Cloud Days Tokyo 2011に遊びに行ってきた イベント
東京ミッドタウンで開催された
Cloud Days Tokyo 2011に遊びに行ってきた。
といっても、時間なかったので短時間だったけど。
●マイクロソフト
Windows Azure Platformの紹介
従量課金プランとして、最小構成の場合
・コンピューティング XS インスタンス ¥4.9/時間
・ストレージ ¥14.7/GB/月
なので、一か月だと
(4.9+14.7)×24×30 = 14112円。あとトランザクションによって課金。
感想としては高い。さくらの専用サーバで7800円/月があるので、
料金としての魅力はない。
管理画面は、英語なので慣れれば使いやすいのかもしれないが
慣れるまではめんどくさいかも。
また、サーバにあげるには
設定ファイルと、ソースを固めたものの2つが必要。
というわけで、そのままファイルをアップするのではなくて
それを固める作業が必要のこと。
おもしろいと思ったのは、前本番サーバの機能(ステージング)
があること。これは英数字でつくられた仮のURLが割り当てられて、
そこで最終確認ができる。
ここでOkなら、本番にアップすればよいとのこと。
●ニフティクラウド
料金は、最小構成で7875円/月
申し込み画面はわかりやすい。簡単でよさそう。
申し込んだあとは、自分でsshクライアントで、接続して
普通のサーバのように使うことになる。
申し込み時は簡単だが、その後は、専用サーバを借りるのと
あまり変わらない。
料金としては、さくらの専用サーバで7800円/月と
たいして変わらないので、選択肢としはありだろう。
●monkey magic
EC-Oneの分散処理環境 監視制御サービス monkey magic。
全体といては、BtoB向けのカンファレンスでした
企業の情報システム部としては、当面はプライベートクラウドを
まず導入するフェーズとなりそう。
ただ個人的には、クラウドのカンファレンスに参加しときながら言うのもなんだが、
java→web2.0→クラウドと、流行りの言葉に載せられている気もしなくもない。
SIerとしてはクラウドをキーに営業することになるのだろうが
仕事を発注するユーザ企業としては、本当に昔からの機能が
必要なのか、SIerに丸投げでよいのかなどの本質を見極めた上での
検討が必要だろう。
プライベートクラウドは、言葉はなんだか新しくてかっこいい気もするが
ただ、部門ごとで導入管理してた、サーバーやディスクなどの資源を
1つにまとめたものに過ぎない。
クラウドの本質は、むしろ外にオープンにするパプリッククラウドの方にあって、
ほとんどの企業はパプリッククラウドとして、外にオープンして資源を
利用してもらうような、サービスを提供する必要はない。
今回のカンファレンスでは、SaaS機能を提供する企業の展示はあまりなかったが、
これまでソフトウェアをつくってきたパッケージをつくる企業が、SaaSとして
その資産を使いだしたときが、本格的なクラウド時代の到来といえるだろう。