スティールパートナーズとブルドックソースの買収合戦 経営

スティールパートナーズとブルドックソースの買収合戦。



M&Aに関しては、仕掛けられた方の会社としては
たまったもんじゃないでしょうね。



・自分たちの基盤が一気になくなるのではないかという不安。
・これまで支えてきてくれた社員に対して生活の不安定をまねいてはいけないという気持ち。
・買収の標的とされたことにより、相手の意思はあるにしろ
 これまでの経営を否定されたという屈辱感
etc・・・



いろいろあげるとキリがありません。



しかし、資本主義経済という社会全般的な視点で捉えた場合、
敵対的買収によってだいたんに社会の仕組みを替え、
一気にこれまでと異なる方向に舵をきることで
新たな価値を見出そうという経済が自立的に働くのかもしれません。



スティールの考えは
あくまでいくら儲けるかであって
会社の成長第一、利益はその次という
考えではありませんが
ときにこういった、荒療治は必要なのかもしれません。



大切なのは、他の会社にとって今回の買収合戦を見て
自分たちの経営のあり方を省みて
反省することは反省し、学ぶところは学ぶことです。
社長や経営チームのありかたが、よりいっそう
問われる時代ですね。



でも、もし自分のところが買収しかけられたら
やっぱり嫌だろうなぁ。心情的な面として。